独自ドメインを使ってた場合のレンタルサーバー移転（1）

レンタルサーバーの移転は手間の掛かるものという印象が拭えませんが、既に独自ドメインを使っていれば、新サーバーへ移ってもサイトアドレス（URL）、メールアドレスが変わることはありません。

新しいレンタルサーバーへ移っても同じアドレスを使い続ける為の処置！

元々独自ドメインでサイトを公開していたなら、新レンタルサーバーへの移転ではURLが変わらないのは当然として、サイトが見れなくなる期間もありません。

新レンタルサーバーを契約したら、まずサイトデータを新サーバーへアップします。その後にドメイン管理業者で設定してあるDNSサーバー名を新しいレンタルサーバーのものに変更させればいいだけです。

但し、DNS（Domain Name System）の性質上、実際のサイト表示やメール利用で新サーバーへアクセスできるようになるのに、早くて数時間、遅くて一週間程度は掛かります。

これは各レジストリが管理する上位DNSサーバー（TLD毎に存在するDNS上で上位のDNSサーバー）がアップデートされても、全世界に散らばる膨大な数のDNSサーバーのキャッシュ（再利用できるデータ）がリフレッシュされるのに時間が掛かる為です。

この為DNSサーバー変更後しばらくは、前のサーバーと新しいサーバーへのアクセスが交錯します。 しかしアクセスした人は必ずどちらかのサーバーを見る事になるので、旧サーバーのデータもしばらくは消さずに残しておけばサイトが不通になる期間はありません。

※独自ドメインを使っている以上サーバー移転ではメールアドレスも変わりません。移転作業中はメールソフトで新旧両方の受信サーバーのメールアカウントを作成し、両方から同時にメール受信できるようにしておけば、DNS切り替わり中のメール取りこぼしを防げます。