日本語ドメイン

日本語ドメインとは独自ドメインに日本語（漢字、ひらがな、カタカナ）を使えるようにしたものです。国際化ドメイン名（Internationalized Domain Name）とも呼ばれます。

具体的にはセカンドレベルドメインに日本語を使ったドメイン名です。サイトアドレスとして利用する場合は以下のようになります。

http://www.日本のサイト.jp

通常のドメインと同じように機能します。日本語ドメイン名は閲覧時にブラウザによって、Punycodeと呼ばれる専用の変則規則に則って英数字（ASCII文字）に変換されます。

例えば実サイトを例にすると、以下のような変換が行われています。

http://日本語.jp/
ブラウザがPunycodeで変換

http://xn--wgv71a119e.jp/　←こちらでもアクセスできる！

このためブラウザ側に変換能力がないと利用できません。しかし最近の主要ブラウザはほぼ対応を終えています。Internet Explorer7（IE6以前は要プラグイン）、Firefox、Opera、Safari などの主要ブラウザでは日本語ドメインに標準対応しています。

ブラウザからのアクセスが英数字に変換される事で、DNSへの問い合わせやサーバー側のDNSサーバー設定も従来のドメイン名と変わることなく利用できます。

また、意外と知られていない事ですが、URLを直打ちしてアクセスする時に、.jp の部分を日本語（全角）のまま打ち込んでもアクセスできます。入力する時にわざわざ半角に切り替える必要はありません。また日本語ドメインに限りませんが、http:// を付けなくてもアクセスできます。

日本語。ｊｐ
※ 全て全角文字

ブラウザさえ対応していれば上の文字をそのままURL欄に入力してアクセスできます。

日本語ドメインは日本語.jpの他にも、日本語.com 、日本語.net 、日本語.org の登録も始まっています。しかし、日本語.jp以外の日本語ドメイン名は試験運用の域を出ておらず、突然レジストリによる運用停止があるかもしれません。これに対して日本語.jpはレジストリであるJPRSによって本格運用が開始されています。
※.jpドメインでも日本語に対応しているのは汎用.jpのみで、属性.jp、地域型.jpは対応していません。